ソケットリフトとサイナスリフトどっちがいいの？
インプラント治療を行うときに歯医者がいつも気にしているのが骨の分量です。歯周病を長く患っていたり、加齢によって骨というのは徐々に減少する事が知られていて、実は骨が少なくなってしまうと様々な弊害が出てきてしまう事があり、注意しなければいけないのです。インプラントの治療ではこの骨の不足に対して様々な対策をとっていて、特に上顎の骨が減っている時に対する対処法は非常に重要です。インプラント治療の基本をご紹介いたします。
上顎の骨の内部には上顎洞という空間があり、インプラント治療を行う時にお口の粘膜から上顎洞までどれだけの暑さの骨があるかが非常に重要になってきます。インプラントの治療に際してこの厚みが不足している時には、実はインプラント治療の前にサイナスリフトやソケットリフトという治療法を利用して顎の骨の分量を確保する事ができるのです。
ソケットリフトでは歯を抜いた後の穴の部分をターゲットに骨の造成を行います。歯茎を切開し、上顎の骨の部分にドリルで穴を開け上顎洞という空間とその粘膜の間に骨に置き換わる材料や他の部分の骨を移植して入れることで骨の分量を確保します。この治療によって骨の厚みが確保できる事で、インプラントの治療に必要な骨の分量を確保する事ができるのです。
サイナスリフトでは上顎の歯茎を切開し、上顎の内部にある上顎洞の広範囲にソケットリフトと同じような骨に置き換わる材料を入れます。どちらも似た治療法ですが、サイナスリフトでは一度に広範囲の骨を分厚くできるのでインプラントを複数本埋め込むときに非常に役立つ治療法です。どちらの治療法も全身の問題が特になければ基本的にどなたでも利用できる治療法です。骨造成は非常に重要な治療なので、しっかりと理解してから治療を受けるようにしましょう。